江戸時代の歴史香る島・大多府島へ

2021-6-27

備前市日生港から約6キロ沖に浮かぶ日生諸島最南端の島・大多府島。周囲5㎞のこぢんまりとした島に、定期観光船「NORINAHALLE」で降り立ちました🚢

参勤交代の風待ち港だった名残りが

日生港から定期観光船「NORINAHALLE」に乗って約35分で日生諸島最南端の島・大多府島に到着します。ひなびた風情の大多府港に、赤い船体が鮮やかに映ります。

大多府港は、元禄11年(1698年)に参勤交代の風待ち港として開かれた古い港で、岡山藩の藩所が置かれていました。港の前に、今は使われていない待合所があり、中には入れませんが自動販売機がポツンと置かれています。

船に因んだ史跡が残る

港の目の前に、開港300周年記念碑が建っているのが見えます。

そのまま南へ歩くと、右手にある古い建物が「加子番所」です。船を漕いだり雑役をしたりする加子(水夫)が、ここに詰めていたものえ、現在は復元され、休憩所として使われています。

灯篭堂や六角井戸は必見!

島の南岸は奇岩に富んだダイナミックな自然美を堪能できます。江戸時代に勘三郎が藩札を偽造していたと伝えられる「勘三郎洞窟」など大小の洞窟があり自然遊歩道も整備されています。アップダウンがあるのでハイキングや散策にぴったりですよ👍

 

また、往時が偲ばれる灯籠堂や六角井戸などの史跡も点在。「六角大井戸」は元禄の開港の際に寄港する回船や御用船に飲料水を供給するために掘られたのだそう。江戸時代(元禄年間)に津田永忠によって構築されました。水道が敷設されるまで、島内の水はすべてこの六角大井戸の水で賄われていたのだと船長さんが教えてくれました♪

 

北岸は天然の良港といわれ、カキ養殖などの漁業が盛んです。国の文化財に指定された元禄防波堤なども残っています。有名なスポットはありませんが、のどかな海と自然の風景に癒やされますよ✨

 

■大多府島

備前市日生町大多府

問合せ TEL 0869-72-1919(備前市観光協会)

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