瀬戸内の魚をおいしくいただく料理レシピシリーズ!
第3回は、旬の夏だけでなく冬も美味なハモを使った料理です。
今回も「岡山水産物流通促進協議会」(おかとと)の料理女将、中島俊子さんに教えてもらいました🐙
「ハモといえば、湯引きでさっぱりと味わう夏の魚のイメージが強いですが、冬に鍋にするとおいしいんですよ」と提案くださったのは、岡山水産物流通促進協議会(おかとと)の中島俊子さん。
ハモは全長80~150㎝と長~く、するどい歯を持っています。上品な白身で、クセがないおいしい魚ですが、小骨が多いのが玉にキズ。
料理をする際には、身に細かく包丁を入れる「骨切り」という作業が必要です。
一般の家庭で上手にさばくのは、難しいので、鮮魚店やスーパーでお願いしましょう。
【材料】2~3人分
出し汁 昆布とかつお節でとった出し汁に、酒、しょうゆ、みりん、塩などで味付け。市販の寄せ鍋用スープでもOK。
●ハモ 鮮魚店で骨切りをして一口サイズに切ってもらったものを。 ※スーパーなどでは骨切りした1本物のハモが売られていることがあるので、その場合は家庭で一口サイズに切りましょう。
●タマネギ 2個 2人前でも丸2個をたっぷりとスライスして。タマネギをたくさん入れるのがおいしい秘訣です。
●好みの鍋の具材 豆腐、ミツバ、シイタケほか
【作り方】では早速つくってみましょう🎶
1.タマネギは半分に切り、繊維に添ってうすくスライスします。
2.鍋用の出し汁に、スライスしたタマネギをたっぷりと入れ、火にかけます。
3.沸騰したら、ハモの切り身を入れ、しゃぶしゃぶのように火が通ったら、タマネギと一緒にまず味わいましょう。
4.ハモを味わったら、ほかの具材も投入します。
5.最後のシメには軽くゆでたそうめんを入れて、出し汁に残った具材と一緒にいただきます。
6.お好みで、唐辛子漬けの香辛料「かんずり」やユズこしょう、ポン酢などをつけて食べても、また美味です。
ハモは夏の味覚だと思い込んでいた人も、ぜひ鍋で味わってみてください。
骨切りが面倒だと思ってなかなか料理をしない人も多いと思いますが、鮮魚店やスーパーの鮮魚コーナーで頼むことができます。
料亭のような上品な鍋の味をおうちで楽しんでみてくださいね🐙
■岡山水産物流通促進協議会(おかとと)
中島俊子さん
岡山市北区二日市町232(株式会社長谷井商店内)
TEL 086-225-0691