お知らせ
2019.08.15

オリジナルバスを作ろう!里海づくり調査団 笠岡へ!

日本財団「海と日本プロジェクト」in岡山が主催する一大プロジェクト!

岡山の里海づくりを調べ、その学習成果をオリジナルバスで発信しよう!という

「里海づくり調査団」のワークショップ第2弾を開催。

今回は、笠岡市で海の牧場による里海づくりを中心に学びました!

笠岡の海でとれる魚をみてみよう!

午前8時30分頃、笠岡市漁協で市場を見学しました。笠岡でこの時期とれる魚、

マダコやエビなど、旬の魚介を見せてもらいました。スタッフの方がタコを網から出すと、

吸盤のついた足がうねうね!元気いっぱいのたこをみて子どもたちも大喜び。

さわるのはちょっと勇気がいりますね。こどもたちは、魚の写真をとったり、

漁師さんに笠岡の海のことを取材してタイやエビがよくとれることなどを知りました。

見学後は、白石島に移動して稚魚の放流体験をすることに。漁船に乗り込み、いざ出発です!

元気に育って!稚魚放流体験!

白石島に着いたら、笠岡市漁協の原田さんが稚魚放流の仕方をレクチャーしてくれました。

今回放流する稚魚はメバルです。1匹ずつ重さと大きさを計測します。大きくなってね!と願いを込めて海へ放しました。

稚魚放流は、将来的に魚を増やそうという目的があります。子どもたちもそのことをよく理解し、放流したメバルの成長を祈願しました。

海の牧場の給餌施設へ!

白石島から船を走らせ、海の牧場(正式には海洋牧場)の給餌施設に行きました。

黄色の大きな円形の施設に全員あがり、エサやりの見学です。この施設は、音を鳴らすことで、

魚にエサの時間であることを知らせます。ピーピーという音が鳴り始めると魚が施設の下に寄ってきて、

エサを食べるという仕組みです。実際に見せてもらいましたが、今回は残念ながら、水面まで現れる魚はいませんでした・・。

白石島周辺の海域に整備された海の牧場は、小さな魚が大人の魚になるまで成長できる場所です。

子どもたちも、陸地で牛や羊を飼育している牧場の海バージョンであることを理解していました。

定置網漁で魚のすくいあげ体験も!

海の牧場見学後は、北木島付近の定置網漁へ!笠岡市漁協の漁師、藤井さん親子が案内してくれました。

仕掛けた場所で網をあげていくと、大量の魚の姿が!子供たちから「おおー!」と歓声があがります。

ここでは、なんと、魚のすくいあげ体験をさせてくれました。網の中にいる魚たちを専用のすくい網で船にあげます。

子供たち2~3人で力を合わせ、順番にすくいあげていきました。マダイ、ボラ、マナガツオ、カワハギ、サバなど、

種類も様々!立派に育った魚たちを見て、子どもたちも海の牧場の成果を実感していました。

また、定置網漁は、つぼ網漁と同様で、自然に入ってくる魚をとる漁法なので無理がなく、

とれた魚も非常に元気!そして、場所によっては網目が大きくなっているので、小さい魚が逃げられ、生態系の維持につながることを学びました。

さあ、続いては、いよいよ昼食!とれた魚を自分たちで調理します。

干潟で生き物観察!

干潟の役割について学ぼう!引き続き、田中事務局長に教えていただきました。

干潟は巨大な浄化槽と言われ、陸から海へ流れる汚れの多くをキレイにしています。

そして、汚れの浄化に一役買っているのが、干潟にすむ生き物であることも教えてもらいました。

講義終了後、北木島の干潟で、生き物観察を実施しました。

どんな生き物と出会えるのか?期待に胸を膨らませて、子どもたちは干潟のあちこちを探し回ります!

「見つけたー!」と大きな声があがります。そこには、10㎝くらいのカニが!他にも、ヤドカリやヒトデなど、

様々な海の生き物と出会えました。子どもたちは観察を通じて、里海づくりには、

様々な生き物がすむ豊かな干潟の存在が欠かせないということを実感していいました。

次回は、いよいよ学習発表会です。

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