瀬戸内市邑久(おく)庁の東部に位置する虫明漁港に立って東方海上を望めば、長島と鴻島の間、その先の大多府島と頭島の間、さらにその先の鶴島と鹿久居島の間、海と空が接するあたりから朝日が昇ってきます。
空は真っ赤に燃え、海も島も黄金色に染まり、その景観は荘厳そのものです。
虫明地区は“あけぼのの里”と呼ばれ,特に二百十日(立春から数えて201日目、9月1日前後)の虫明漁港東方海上から昇る日の出は美しい。
平安時代の平清盛の父、平忠盛の歌に「虫明の迫門の曙見る折ぞ都のことも忘られにけり」と歌われています。
平成18年3月には日本の朝日百選に認定されました。