レポート
2023.06.22

見て、触れて、感じる。『FAN美術館』で備前焼の魅力を満喫

備前焼というと、なんだか渋いイメージがあって、美術館で展示を見ても魅力がわかるか心配…。そう思う人もいるかもしれません。 しかし、『FAN美術館』は、ただ作品を鑑賞するだけの美術館ではないんです!「見る」「体験する」「作る」というコンセプトを通じて魅力を感じられる、新感覚のアートスポットとなっています。

伝統と現代が共存する美術館

人間国宝・藤原啓氏の長男である、藤原雄氏の旧邸宅を美術館に改装した『FAN美術館』。

 

美術館に生まれ変わったその建物は、実際に使用されていた応接間など、当時の住宅としての面影を残し、訪れた人々をあたたかく迎えてくれます。

 

中に入ると、人間国宝の作品や伝統的な備前焼作品、アートの国際公募展「アートオリンピア」の受賞作品、現代アートなど、様々な年代・ジャンルの美術作品が展示されています。

 

また、併設する『藤原啓記念館』では、藤原啓氏や藤原雄氏の作品、啓氏が影響を受けた古備前を本人が記した文章とともに鑑賞できます。

 

藤啓氏の作品は、そのおおらかで素朴な性格を反映したかのような、温かみにあふれた作品が多く、展示されている作品を鑑賞すると、その人柄が伝わってくるような感覚に。

海を望みながら、備前焼の器で味わえるカフェ

『FAN美術館』に併設するカフェスペースでは、窓から片上湾を眺めながら、備前焼の茶碗で提供される抹茶を味わうことができます🍵

 

抹茶は入館料に込まれており、カフェのみの利用もできるのでカフェのメニューとして注文することもできます。

 

さらに、ほかのメニューは、「直斎陶房」という備前焼ブランドの食器など、作家たちが手がけたお皿で提供されており、実際に備前焼を使って食事を楽しめるのも魅力のひとつです。

ミュージアムショップでオリジナルグッズを販売

壁には備前焼がところ狭しと埋め込まれていて迫力満点!

これも、藤原啓氏と藤原雄氏作の作品で、ヒビなどが入って市場には出せなかったものだとか。

 

また、ミュージアムショップでは、世界にひとつだけの手作りのFAN工房オリジナルグッズや、カフェで提供される「直斎陶房」、地域の生活雑貨も販売していますよ。

 

■FAN美術館

備前市穂浪3868

TEL 0869-67-0638

営 9:00〜17:00

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