レポート
2024.08.19

「豊かな里海づくり」をテーマに、3日間の体験学習スタート!

24人の子ども調査団が、瀬戸内海での体験学習やアクティビティを通じて瀬戸内海の魚や、海の豊かさについて学ぶ3日間のプログラム「里海づくり調査団」。8月1日の1日目は、笠岡市にある「大島美の浜漁協」や「カブトガニ博物館」で活動しました♪

漁協で競りを見学し、瀬戸内の魚を探そう!

笠岡市大島にある「大島美の浜漁協 海の見える家」へとバスで到着した子どもたち。結成式を行い、いよいよ調査団の活動スタートです✊🏁

最初のプログラムは、「瀬戸内海産の魚を探せ!」。
隣接する大島美の浜漁協の朝市で2班に分かれて魚の競りを見学しました。
目の前の海ではどんな魚が暮らしているかな? 瀬戸内海ではどんな魚が取れるのかな? について学びます。

魚の名前や特徴について、秋田組合長さん、岡山水産物流通促進協議会(おかとと)の森下さん、アナウンサーの坂本さんに教わって確認しました。タイ、クロダイ、スズキ、マナガツオ、ハモ、エビ、アコウなど20種類以上!

魚の特徴やおいしい食べ方なども教えてもらえて興味津々の子どもたち✨みんなで学習ノートにメモ📝していきました。

瀬戸内の魚がおいしい理由は、「豊かな海」にある⁈

座学では、「おかとと」の森下さんとともに、競りで見た魚を再確認。そして、岡山の海「瀬戸内海」の魅力や、瀬戸内海の魚がおいしい理由について講義を受けました。

続いて、NPO法人里海づくり研究会議事務局長の田中丈裕さんから、「豊かな海」の意味について教わりました。海の生き物の食環境や住環境、岡山の海が、生き物にとって住みにくくなっている要因についてみんなで考え、解説もしていただきました。

「きれいな海」と「豊かな海」との違いや、「豊かな海」を取り戻すために私たちが何をすればよいかをしっかり学べましたね👍

さばいた真鯛でお昼ごはん🐡

昼前には、漁師さんが獲ったタイのさばき方を目で見て体験🐡地元の方々が大きなタイのうろこを取り、はらわたを出して手際よくさばく様子を目の前で見ました。

切り身しか見たことのない子どもたちも、魚の命の恵みをいただく大切さ、そのための営みや作業について考える時間になりました✨

お昼はさばいたタイやクロダイの刺身をいただきました♪みんな口々に「ぷりぷりしておいしい♪」「こんなお刺身食べたことない!」と大喜び。去年の体験学習でパッケージデザインをした「岡山前浜もん弁当」と一緒においしくいただきました🍱

カブトガニの生態と干潟の大切さを学ぼう!

午後は、笠岡市神島の「笠岡市カブトガニ博物館」を見学しました。案内していただいたのは、学芸員の東川洸二郎さんです。実際のカブトガニを観察したり、模型や映像、クイズを楽しんだりしながらカブトガニについて学びました😊

博物館での学びをもとに、東川さんからカブトガニの特徴やカブトガニが生息する「干潟」の大切さなどについて教わりました。その後、子どもたちは長靴にはきかえて、カブトガニの繁殖地である干潟へGO!

博物館周辺の海は、カブトガニの生息地として「国の天然記念物」に指定されています✨ここでどんな生き物が見つかるかな?

干潟の石の下や泥の中から小さなカニやヤドカリ、イカの甲羅、小さな魚が見つかりました。東川さんが見つけたのは、なんとカブトガニの抜け殻!!成長したカブトガニがここで脱皮したのですね♪この干潟を守っていくためにはどうすればよいのかについても学べた時間でしたね✨

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