キッズサポーターに選ばれ、10月3日に開かれた全国プレゼン大会ではコロナ禍のためリモートにて発表した岡山県の寺本蒼空さん。研究した「海のゆりかご」アマモやスナメリについて堂々とプレゼンテーションしました。
海洋生物にどうして興味を持ったのか、どのように調査をしたのか、これまでの研究活動について聞いてみました♪
釣り好きなお父さんと、よく海に遊びに行っていたという中学1年生の寺本蒼空さんは、小さい頃から海や海洋生物が大好き。
釣ってきたイカの骨を集めたり、夏休みの自由研究でイリコの解剖や海水から塩づくりをしたり、海や魚をテーマに、ほかの人が気づかないような視点で研究をしてきました。
小学4年生の時に、「海と日本プロジェクト」の活動に参加し、「岡山の海の図鑑」づくりをしたのがきっかけで、「もっと岡山の海について知りたいなあ」と思ったそうです。
「アマモ」について知ったのも、「海と日本プロジェクト」の活動に参加した4年生の時だそうです。以来、「アマモ」についての研究を深めてきました。
「アマモというのは、海中に生え、花を咲かせ、種を付ける植物で、豊かな海を育むための、大切な役割を持っているんです」と蒼空さん。
それからというもの、図書館の本や、インターネットで調べたり、岡山県庁の水産課を訪れて話を聞いたりしてアマモの生息地や特徴について研究しました。また、実際に「アマモ場」が広がっている玉野市の海に出かけ、アマモの役割についても調べました。
「アマモが光合成することで海がきれいになっていることや、アマモ場がといわれているように、海の生物が産卵したり生育したりする『海のゆりかご』なっていることもわかりました」と蒼空さん。
けれど、近年では、海の埋め立てや水質悪化のためにアマモ場が失われているという事実も知りました。「海を豊かにしているアマモが少なくなっていることを、多くの人に知ってもらって、みんなで守りたい」と話します。
「これからは、アマモのポットづくりや種まきもしてみたいです。これからも海の活動に参加して、もっとたくさんの人に、アマモの存在や海の大切さを伝えていきたい」と目を輝かせて話してくれた蒼空さん。
将来の夢はアナウンサー。瀬戸内海のすばらしさや、海の大切さを全国の皆さんに伝えてくれるのが楽しみです♪
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