レポート
2025.11.04

カブトガニについて学び、育ててカブトガニマイスターになろう!

笠岡市立カブトガニ博物館では、カブトガニを自宅で飼育し放流するプロジェクトがスタートしています。飼育できるのは、養成講座を受けて「カブトガニマイスター」に認定された人のみ。現在開催されている講座について、学芸員の東川洸二郎さんにお聞きしました🎵

「カブトガニとは?」から学ぶマイスター講座

「笠岡市立カブトガニ博物館」は、国指定天然記念物のカブトガニ繁殖地近くにある、カブトガニをテーマにした世界唯一の博物館。
カブトガニの飼育や繁殖、展示などを行う施設で、今年8月から「カブトガニマイスター」2級の養成講座がスタートしています✌

目標は、来年5月から8月まで自宅でカブトガニを飼育し、笠岡の海に放流すること✨そのために、座学やフィールドワークを通じてカブトガニについて理解や教養を深めていきます。

講座を担当する学芸員の東川洸二郎さんは「笠岡市民にもっとカブトガニについて知ってもらいたいというのも、今回のプロジェクトの狙いです」と話します。

繁殖地で楽しくフィールドワーク

講座は全7回。笠岡市内在住の小学生以上の子どもがいる家族を対象に募集し、現在4家族16人が学びを深めています。

8月、9月の3回は、フィールドワーク。博物館近くのカブトガニ繁殖地に出かけ、野生のカブトガニや卵から生まれたばかりの1齢の幼生の観察などを行いました。

10月4日の4回目は、カブトガニの進化や成長の過程、生態、血液が医療に役立っていることなどについての座学でした。「大学生を対象に行うような専門的な内容もありましたが、みなさん真剣に学んでくれました」と東川さん。

目指せ!カブトガニマイスター1級

11月にはいよいよ飼育体験です。博物館のバックヤードで、来年の5月から8月に飼育するために、実際にエサやりの練習をします。

2026年の1月は、カブトガニを通した笠岡市・博物館の歴史や、人工飼育についてなどを学びます。2月は、これまで全6回のレポートを家族で作って発表します。このレポートは、博物館の2階に掲示されて一般の来館者も閲覧できるそうです。

修了すると、めでたく「カブトガニマイスター」2級に認定されます✨
そして来年の5月~8月、学んだことを生かしながら、自宅に持ち帰ったカブトガニの幼生を飼育キットで飼育するミッションを達成すると、「1級」に認定されます👏

「自分でカブトガニを飼育し、放流するところまでを家族で体験してほしいです。1級に認定されると、博物館の年間パスポートのプレゼントもあります。カブトガニについて語れるような、カブトガニ博士を目指してほしいですね」と東川さんは話します。たくさんのカブトガニが放流できるとよいですね。
※カブトガニマイスター養成講座の募集は終了しています。

■笠岡市立カブトガニ博物館
岡山県笠岡市横島1946-2
TEL0865-67-2477
開9:00~17:00(入館は~16:30)
料一般520円 高校生310円 市外の小・中学生210円

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