倉敷市下津井の海苔会社が、海の生きものをモチーフにしたかわいいカット海苔を発売しています。今「キャラ弁」用として大人気の商品についてお聞きしました🐙
豊かな瀬戸内海に面した倉敷市最南端の港町・下津井。雄大な瀬戸大橋とのどかな港風景のコントラストが美しいこの町は、古くから漁業が盛んで、伝統的な海苔の養殖も行われてきました。
漁師さんたちの活気に満ちたこの町で、昭和49年(1974年)から海苔の養殖を続けている『南條海苔』が、海の生き物たちの形のカット海苔「かわいい のり弁」(42枚入り)378円を発売しました。
一体どんな理由でお魚たちの海苔を考案したのか、マダコちゃんがお邪魔して聞いてみましたよ🐙
応対してくださったのは、『南條海苔』の営業部長で商品企画や広報を担当されている南條洋子さんです。お兄さんで3代目の南條豊さんとともに、考案したというウワサの商品を早速見せていただきました!!
なんと!!袋の中から出てくるお魚たち。かわいいですね~💓
下津井名物のタコをはじめ、タイやヒラメ、イカ、カニ、クジラ、サメなど14種類の海の生物の形にカットされています。このままお弁当のごはんに乗せれば、簡単に「デコ弁」が作れるというすぐれもの。
「子どもさんに楽しいキャラクター弁当を作ってあげたくても、忙しい時には、なかなかできませんよね。そこで、そんな皆さんの手助けになればと、当社の海苔をカットした商品を発案したんです」とご自身も子育て中だという洋子さんは話します。
パッケージの中には、42枚のカット海苔が入っていて、なんとその中にはシークレットキャラもしのばせてあるのだとか?!どれに入っているのか、当たりくじみたいで楽しみですね🎯
使っているのは、『南條海苔』自慢のブランド海苔「鷲羽のり」。代々、下津井沖で海苔を養殖してきた南條さん。朝夕の冷え込みが厳しくなる頃に海に網を張り、12~3月にかけて育てた海苔を船で刈り取り、自社工場で洗浄、裁断、乾燥、出荷まで一貫して行っているんだって。
そのなかでも、一般的に色が濃く、艶があり、磯の香りやくちどけの良さなどの条件をクリアした最高の海苔だけを『鷲羽のり』として商品化するそうです。
「時間や温度、湿度、天候などさまざまな条件で海苔の状態は変わります。ベストなタイミングで刈り取るには、長年の勘と経験が必要です。天気図を読みながら、寝ずに生産するんですよ」と豊さん。その時期だけしかない「乾海苔」を求めに来る人もいるとか🤔。通ですね!
「食卓の脇役のような海苔にもっと親しみを持ってほしい。海の生き物が詰まった海苔で、お弁当だけでなくごはんの時間に笑顔と会話が生まれることを願っています」と洋子さん。そんな思いから、化学調味料無添加の「子どものための味付のり」540円も新たに発売しました。小さい子どもでも食べられる優しい味わいに仕上げています。
そして今回、わたくし「瀬戸まだこちゃん」🐙のキャラクター海苔も特別に作ってくださいました!!✨👏リボンや携帯電話もリアルに再現して、お目目もぱっちりとかわいい💕
今、新たなキャラクター海苔も考案中だという南條さん兄妹。どんなアイデア海苔が生まれるか楽しみですね♪
■株式会社 南條海苔
岡山県倉敷市下津井4-1-4
TEL 086-479-9125
問合せ13:00~16:00