レポート
2020.10.30

下津井の味と魅力を伝え続ける海産物の店

瀬戸大橋のたもと岡山県倉敷市下津井で、特産の「下津井わかめ」や「下津井の漁師さん達が作った海苔」、瀬戸内海を中心とした小魚や珍味を販売する海産物の店に伺いました🐙

明治から続く海産物店を再建

明治時代に、青果物問屋として創業し、約70年前に海産物店に転向した吉又商店。

下津井の海で採取される柔らかくて味の良いわかめを販売していました。

 

ところがその後、水島工業地帯が誘致されて以降漁獲高が減り、ついには重油流出事故で海が汚染され、廃業してしまったそうです。

 

全国でも3本の指に入るほど品質の高い「下津井わかめ」をもう一度復活させたいと、2014年に吉又商店を再建したのが、余傳吉恵さん。

柔らかくておいしい「下津井わかめ」

「下津井わかめ」を生産支援し、再び販売を始めたほか、下津井のりやタコ、アナゴなどの加工品を次々に開発。

 

吉又商店のみならず、近隣のカフェ「まかない屋」や地元の観光施設の土産物コーナー、ネット販売などでも好評だそうです。

 

そんな折、コロナ禍で地元漁師たちから、「東京や大阪へ出荷していた魚が売れなくなった」との声を聞いた余傳さん。

「漁師さんが苦労して収穫した下津井近海の魚介を、なんとか販売することはできないものか」と、

売れず残った魚を仕入れて干物を販売することで、協働しているのだそうです。

下津井の魚のできたて干物を店頭で

その日によって揚がる魚はいろいろ。その魚たちを店先の回転干し機で天日干しにし、販売しています。

 

「小魚ばかりの時もあれば、大きなタイやタコが揚がる日もあります。天気が良ければ店頭にならべているので、ぜひ立ち寄ってみてください」と余傳さん。

 

店先には観光客や、近所の客たちと朗らかに話す明るい声が響いています。

もちろん吉又商店自慢の「下津井わかめ」や「下津井のり」、ひじきなども販売していますよ♪

ぜひ下津井を訪れた際には訪れてみてね🐙

 

■吉又商店

倉敷市下津井1-9-12

TEL 086-479-9017

営9:00~17:00

http://shimotuiwakame.com/

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