瀬戸内海に面し、デニムの街として知られる児島にある『calma coffee roasters』。大阪から移住し、自家焙煎のコーヒーを届ける濱田さんが営む、カウンター中心のコーヒースタンドです。
もともと大阪でゲストハウスのスタッフとして働いていた濱田さん。
コーヒーには特別詳しくなかったものの、大阪・中崎町エリアのコーヒー専門店で飲んだ一杯に出会ったことが人生の転機に☕️
苦味控えめで飲みやすい、今までのイメージを覆す味わいに驚き、その奥深さに魅せられた濱田さんは、本格的にコーヒーのスキルを磨き始めたそう。
その後児島に移住するきっかけとなったのは、ゲストハウス時代から交流があった『DENIM HOSTEL float』でした。
旅行で訪れた際に児島を案内してもらい、瀬戸内の美しい景色や温かな人々の魅力に触れ、2021年に移住を決意。
新たな暮らしと挑戦がスタートし『DENIM HOSTEL float』の住み込みスタッフや福祉施設で働きながら、オンラインやイベント出店、間借り営業を中心に経験を重ねてきました。
そして2025年3月待望の実店舗をオープン!
場所は児島ジーンズストリートのほど近くで、観光客も地元の人も気軽に訪れられる立地。
店名の「calma」はラテン語で凪。
大阪の知人がデザインを手がけたロゴには瀬戸内海から昇る日の出が描かれ、穏やかな瀬戸内海のように心安らぐ空間を目指す思いが込められています🍃
濱田さんのコーヒーは、苦味を抑えた豊かな香りと飲みやすさが特徴。
それは、自分自身が苦いコーヒーが苦手だったからこそ。
どんな人でも楽しめる1杯を目指して焙煎しているというこだわりを伺うことができました☺️
この日いただいたアイスコーヒーはエチオピア産の豆を使用🫘
厳選して仕入れた豆をシングルオリジンで個性を活かしながら、ハンドドリップで丁寧に淹れます。
ダージリンやレモングラスを感じさせるような爽やかですっきりとした飲み心地♩
カウンター越しにいただく美味しいコーヒーを片手に、濱田さんの柔らかな人柄も相まって、訪れた人同士の交流も自然と生まれやすそうな温かい空間でした🌷
コーヒーのお供には、倉敷の三宅牧場が運営するチーズ工房『ハルパル』のアイスクリームをぜひ🍨
ミルク100% で濃厚ながらも優しい味わいです🫧
2025年現在、倉敷市の酪農家はわずか5軒しかなく、そのうち3軒は後継者不足という課題を抱えているそう。
濱田さんは「店を通じて生産者とつながるきっかけになってほしい」と語ります。
また、玉野で活動しているyocaさんのチョコクッキーサンドもあり、アイスやコーヒーとの相性も抜群です◎
「今後も変わらず人と深く関わりながら、新しいことにチャレンジしていきたい。倉敷で食文化や生産者など、コーヒー通じた人が繋がるきっかけになれる場所を作っていきたい」と濱田さんは話します。
児島を訪れた際はぜひ一息つきに立ち寄ってみてくださいね♩
◼︎calma coffee roasters
倉敷市児島味野2-2-90
営 10:00〜17:00 ※土日・祝日は9:00〜
休 水曜