岡山市の南の端。海に面した広大な敷地に、昭和58年に市内の青江から移転し現在地に開いた岡山市中央卸売市場。
岡山市民や周辺住民の生活に欠かせない野菜や果物、鮮魚、花きなどが安定的に供給されるよう日々営まれています。
岡山市市場事業部の藤井さんに場内の青果部、水産物部をガイドしていただきました♪
東京ドーム約4個分という広い敷地に、巨大な倉庫のような建物が立っています。早速場内へ入ってみましょう。
「中央卸売市場は、日本全国、または海外から集めた生鮮食料品などを適正な価格で、
いち早く消費者の手元に届けるという大切な役割を担っているんですよ」と藤井さん。
生鮮食料品は、鮮度が落ちやすく、保存も困難、また自然現象に生産が左右されるため、価格が非常に変動しやすい性質があるんですね。
そこで考えられたのが、生産者が卸売業者に預けたり売ったりした商品を、
売買参加者、仲卸業者に「せり」や「相対取引」などで販売する方法です。
水産物部では早朝4時半~、青果部では5時半からせり開始。
一般でも見ることはできるので、当日守衛所に届け出て一度見学してみよう!
こうして売買された商品を、仲卸業者が売買参加者や一般買出人に販売します。
買出人にはホテルや旅館なども含まれています。
そんな売買参加者を通じて、私たち消費者の手元に新鮮な生産物が届くのですって🐡
お魚に関わる水産物部は、現在「株式会社岡山県水」「岡山中央魚市株式会社」の卸売業者2社、仲卸業者22社(2019年9月1日現在)が登録しています。
近年では、生産者の直接取引の増加などで、扱い量が減りつつあるそうですが、中央卸売市場でも、価格や品質などで努力をしているそうです。
また、食品の安心・安全のため、市保健所の食品衛生監視員が随時、食品衛生の講習会や検査を行っているのも当市場の特徴です。
市場では、より市民に親しんでほしいと、せりや市場場内の見学を受け付けています。せりは、当日守衛所に申し出ればだれでも見学OK。
場内見学は、事前に電話で申し込みのうえ、申請書をメールかFAXのこと。
また、毎月18日には、「市場ふくふく通り」にて、旬の食材の販売やステージなど楽しめる「市民イチバデー」を開催しています。
2020年1月18日は、市場事業部主催の市民イチバデーも予定されているのでぜひ行ってみてね🐙
DATA
岡山市中央卸売市場 市場事業部
TEL 086-265-8001 申込みFAX 086-262-4604
岡山県岡山市南区市場1-1
「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに!