牡蠣養殖が盛んな日生町。毎年11月ごろに牡蠣の水揚げが解禁し、これからの1月〜2月の時期は特に身が大きく育つ旬のシーズンです。そして「五味の市」の愛称で親しまれている日生町の魚市場で購入した牡蠣で鮮魚バーベキューを体験してきました。
まずは「五味の市」に売りずらりと並ぶ牡蠣や鮮魚を購入。
漁師のおかみさんたちが元気の良い掛け声で勧めてくれる賑わいも、「五味の市」の醍醐味です。店のお姉さんたちとお話してみると、いいことがあるかも…?
また、カキフライが2つと刺身しょうゆがトッピングされたなんともインパクトのあるビジュアルの「カキフライソフト」もありますよ。
この変わり種アイスクリーム、日生に来ると必ず食べるというファンも多い「五味の市」の名物。海のミルクと言われる牡蠣のクリーミーさと、甘さ控えめのソフトクリームが意外にもマッチ。刺身醤油がコクをプラスし病みつきになる味わいです!
こちらも日生に来た際はぜひ。
そして、購入した牡蠣や鮮魚を「海の駅しおじ」に持ち寄って海鮮バーベキューを楽しみます。
料金は1テーブル90分 2500円(インターネット事前予約料金)。
毎年多くのバーベキュー客で賑わうので予約してから行きましょう。
「海の駅しおじ」の売店にはソフトドリンクやアルコール各種、お惣菜やおつまみ、調味料まで揃うので手ぶらで気軽にバーベキューを楽しめますよ。
温暖な瀬戸内海の豊富な養分で育った牡蠣は粒が大きく身が縮まりにくいと評判。 多くの産地は、牡蠣の稚貝を牡蠣筏に吊り下げる垂下から生産までに、1年以上の時間をかけて育つところ、日生の牡蠣は4月に垂下して11月には生産できるのだとか。
短期間で育成するため癖がなく軟らかくて濃厚な味わいが特徴です。
そんな日生の牡蠣の美味しさを維持するため、日生町漁業協同組合では漁場の筏の台数や収穫時期を取り決め、筏の移動・設置を共同で行うことで漁場を効率よく使っています。
また、収穫を終えて筏を撤去した漁場に落下している牡蠣を、底曳き漁業者が獲り「落ちカキ」のネーミングで格安で販売もしています。そして、養殖漁業者は海底を清掃してもらえ経費や手間が省ける。そんなSDGsにつながる取り組みも行なっています。
■五味の市
備前市日生町日生801-8
TEL 0869-72-3655
営8:00~16:00
休水曜