海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深めて海の未来を考える子どもたち”海のキッズサポーター“
岡山県の海のキッズサポーター・橋本拓磨くんをご紹介します♪
岡山県の海のキッズサポーター・橋本拓磨くんは、現在小学5年生。幼稚園の時からテレビで活躍するお魚博士の「さかなクン」が大好きで、魚や海の生き物に興味を持つようになったそうです。
「さかなクン」のようになりたいと学校や図書館の本、テレビで調べたり、海と日本プロジェクト、海ラボ、海のごみ拾いなどのイベントに参加したりするうちに、たくさんの問題があることを知った拓磨くん。
「最初は、海の問題といってもプラごみ問題と温暖化ぐらいしか知りませんでした。でも勉強するうちに、海の環境や未来はどうなってしまうのかと心配になりました」と話します。
海を守るためには、みんなが海の問題について関心を持ってもらうことが大切です。そう考えた拓磨くん。「そうだ、楽しく体験できるボードゲームを作ったらどうかな」と思いつきました。
ボードゲームの名前は「オーシャンズキーパー」🐟
オセロや将棋のような盤ゲームで、魚は木をのこぎりで切って作り、プラゴミはペットボトルのふたを使うなど工夫し、約6カ月かけて作ったそうです。
プレイヤーがそれぞれ自分の海を持ち、誰が一番早く自分の海からプラスチックゴミをなくし、魚でいっぱいにできるか競争するゲームです。
サイコロを振っていざスタート!途中で、イベントカードをめくると、「海にやさしい」カードと「海を傷つけてしまう」内容が書かれていて、引いたカードによって魚やプラゴミが増えたり減ったり。
海にまつわるクイズが書かれた「クイズアタックカード」に正解すると、魚を3匹もゲットできますよ🙌。ルールはわかりやすく、子どもから大人まで1~5人で遊べます。“ハラハラドキドキ”を楽しみながら、海の環境問題やゴミ問題について学べるのが大きな特長です✨
拓磨くんは、「イベントカード」や「アタッククイズカード」に使えそうな海のナゾや知識をネタ帳に書き込んでいますが、「これからも、ぼくが勉強をして知ったことをどんどん追加したい」と、目を輝かせます。
家族や友だちと遊んでみて、何度も試作したという「オーシャンズキーパー」。環境問題をわかりやすく伝えるために、表現やカードの内容も工夫しました。
「たくさんの人に遊んでもらいたい。そして、海の環境問題や、海を守るためにはどんな行動をすればよいのか知ってほしい」と、改良を重ねています。
3月には、全国子ども熱源サミットへの出場も決まっている拓磨くん。
「将来の夢は海洋研究者です」と、きっぱりと答えてくれました。
「このままだと約90%の魚はいなくなっていて、水面がごみで埋め尽くされている海になっていると思います。何かのきっかけで、みんなの考えが変われば、今の海ぐらいか、それ以上に良い環境になると思います」
サミットでのプレゼンに向けて、もっと深く海について勉強し、みんなに伝えられるようがんばりたいと、意欲的に話してくれました。