レポート
2024.03.12

海洋ゴミをテーマに、生徒会活動

2021年にSDGs宣言をした岡山市立操南中学校。現在3年生の有迫晋梧さんは、海洋ごみをテーマにごみ拾いやシンポジウムでの発表を行っています。その活動内容についてお聞きしました。

ゴミ問題に取り組み、校内外へ発信

生徒会活動で年3~4回、近くの用水路や川でプラごみ回収を行っているという有迫さん。ゴミの量を調査して、そこから考えたことを校内、校外へ発信しています。

また、「NPO法人グリーンパートナー岡山」の知恵や道具を借りて、学校だけではできないことを一緒に行っています。

有迫さんが自然環境に興味を持ったのは、海でよく遊んでいた小学生の頃。そして中学1年生の時に参加したフィールドワーク実行委員会がきっかけで、ごみ問題へ興味を持ち、「自分に何かできることはないか」と考えたといいます。

フォーラムで広く活動を紹介

市や県、企業が主催したフォーラムやミーティングなどに参加して、今まで自分たちが経験してきた活動内容を発表しています。ESD活動の一環で、国際平和や環境問題の活動にも参加。最近では「海ごみフォーラム」で発表しました。

「小さなごみだけでなく、袋ごとごみを捨ててあることもあります。それは大人の意識が欠けていると思いました。知っているだけでは、何もしていないのと同じ。周りを巻き込んで活動を続けていくことが、一番大切だと思います」と訴える有迫さん。

100人が1つのごみを拾おう!

「1人がごみを100個拾うより、100人が1つのごみを拾った方が影響は大きい。

1人1人がちゃんと意識を持って行動していくことが解決の第1歩です。仲間の輪もどんどん広げていきたい」と熱く語ってくれました。

活動では、どういうごみが取れたかなどのデータをまとめ、分析するのが好きだそう。「将来はAIやITを活用した研究がしてみたいです」と夢も話してくれました。

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