県内の蔵元は30軒のうち沿岸部にあるのは3軒だけ。
そのうちの1軒が今回訪れた「高祖酒造」です。
江戸時代から日本酒造りを続ける老舗の歴史や酒造りについてお聞きしました🐙
高祖酒造の歴史は古く、創業は天保元年(1830年)。天保年間に建てられた発祥蔵・本宅は、現本社より2キロほど東の「しおまち唐琴通り」にあります。天神社から見下ろすと、古い町に建つ赤レンガの煙突や白壁の酒蔵、酒蔵の甍が眺められますよ♪
酒造工程に応じた間取りが特徴的で、町家から大規模住宅へと移行した建築様式を今に伝え、国登録有形文化財に指定されている貴重な建物をぜひ散策ついでに見てみてね。
瀬戸内市役所牛窓支所前に本社があります。約1万㎡の広大な敷地に酒造蔵、庭園、テニスコート、塩釜神社などがあり、由緒ある「神功皇后腰掛石」も鎮座しています。
秋祭りの際には、この腰掛石の前で唐子踊と、清酒「千寿」が奉納されるそうです。
酒米には県産の「朝日米」や「あけぼの」を用い、熟練の丹波杜氏の技で仕込む酒は、「甘からず 辛からず うまくちの酒」として、
長年牛窓の人々のみならず、牛窓を往来する多くの人々に愛されてきました🍶
6代目の高祖淳三社長は、「当蔵の酒は、すっきりした味わいが特長です。
和洋どちらの料理にも合う食中酒として召し上がってもらえるおいしい酒を目指しています」と話します。
高祖酒造といえば清酒「千寿」が有名ですが、近年人気なのが「千寿 うしまど」や「唐子踊」だそう✌。
海をイメージした青い瓶に唐子踊の絵柄を施したラベルが印象的ですね♪
また「千寿」をベースに県産フルーツの果汁をブレンドした白桃やマスカットなどの清酒リキュールもあります。
酒蔵見学は、例年1月下旬~3月上旬頃まで(2021年1月現在は見合わせ中)実施しています。
希望があれば事前に問合せ・予約を。各種酒の販売はしているので、ぜひ牛窓を訪れた際は買って帰ってね🐙
■高祖酒造株式会社
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4943-1
TEL 0869-34-2002
営9:00~17:00