寄島漁港に近く、目の前に瀬戸内海が広がるのどかなロケーションの老舗和食店『漁八』。朝市場で仕入れる新鮮な海の幸が、気軽な定食や一品料理で味わえるとあって、遠方から訪れる人も多い、港町の名店です✨
倉敷市玉島から笠岡市へと続く国道47号沿いを西へ。瀬戸内海の風景が広がり、漁船の行き来が眺められる古くからの漁師町・寄島町に着きます。
今回訪れた『漁八』は、現店主・柏原慎佑さんのお父さんが昭和53年に寿司店として開業し、以来50年近く地元の常連客から観光客まで、たくさんの人たちが訪れています。特に魚を知る地元の漁師さんいち押しのお店なのですよ✨
純和風の店内には、カウンター席や小上がりの席もあります。窓から目の前の海が眺められ、海の香りが漂う、落ち着いた空間です🎵
店主の柏原さんは、大阪で日本料理の修業をして帰郷し、約20年前から板場で腕を振るってきました。寄島町漁港と牡蠣直売所が近いため、朝目利きした新鮮な魚介類の料理がなんといっても自慢です。
メニューは、各種寿司をはじめ、昼は気軽な定食ものも豊富です。
人気なのは、サーモン、イカ、マグロ、ブリ、エビ、イクラ、タコ、卵焼き、ホタテなどがたっぷり乗った「海鮮丼定食」1892円。見た目も華やかな海鮮丼に、一品や味噌汁もついた豪華版ですね!!
そのほか新鮮なネタ8貫にお吸い物がついた「にぎり定食」1903円や、さくさくの天ぷらが味わえる「天婦羅定食」1595円なども定番人気だそう。香ばしく焼き上げたうなぎがど~んとのった「うな重定食」4730円を目当てに訪れる人も多いそうですよ👍
この日の海鮮丼には、寄島名産の牡蠣もついていました。寄島牡蠣は、瀬戸内海の豊富な養分のおかげで身がふっくらしていて、旨味が濃いのが特徴で、3月末頃までおいしく味わえるそう。
めずらしいのは「穴じゃこ」の唐揚げ。一般のしゃことは異なり、寄島沿岸で取れる名物で、唐揚げで香ばしくてかりっと味わえる珍味。お酒にも合いそうです✌
そのほかタコを甘辛く味付けた「タコ煮」や、自家製のポン酢で味わう「サワラ叩き」もぜひ味わいたい逸品です。
夜は寄島にある酒蔵「嘉美心酒造」ほか日本酒も揃い、一品料理をアテに楽しむ人も多いそうです。
地元に根差した店らしく、店主と奥様、お母さんが中心になってお店を切り盛りされています。お母さん手作りの甘酒「富ちゃんの甘酒」や「しそジュース」が、ファンの多い隠れ人気商品。購入もできますよー。
■漁八
岡山県浅口市寄島町3981‐18
TEL0865‐54‐2640
営11:30~14:00、17:00~20:30(OS)
休水曜、第1・3木曜
P13台