祇園神社(ぎおんじんじゃ)は、下津井が北前舟で栄えていた頃、
航海の安全を祈願する為の神社で、地元の人々の厚い信仰に支えられて、今に至っています。
下津井の町並みから西へ少し歩くと、
岬の小高い丘に「祇園神社」の杜があります。
境内から瀬戸大橋がとてもきれいに眺められます。
初日の出は、橋のまん中に拝めるそうですよ♪
海の守護神「祇園さま」に航海の安全を祈願して、
立ち並んでいる玉垣のなかにも
北前船の船主や遊女らの名が見られるのだとか。
祇園神社は、下津井港が栄えた江戸時代後半頃、
水軍の将が創建し、長浜宮と祇園宮が合祀されて
祇園神社と呼ばれるようになったと伝えられています。
下津井地区には多くの文人墨客が訪れ、
なかでも、洋画、水墨画、陶芸、詩作、書など
多才な作品を世に出した中川一政画伯は、宮司の赤星治さんと懇意で、
しばしば神社を訪れたのだといいます。
画伯が滞在して絵や書を描いている写真もありました。
また、中川一政の筆による社名額や歌碑、寄付碑は
ここにしかないものだそう。必見ですよ!
「かつて北前船の入港地として賑わった下津井は、
優秀な人物を輩出し、遊興や文化がありました。
今では若者が都会へと流出してしまい過疎化してきた。
よいところがあるのでぜひ訪れてほしい」と
下津井の興隆についての貴重な話をしてくださいました。
下津井祇園神社
倉敷市下津井1-13-16
「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに!