レポート
2018.06.14

瀬戸大橋を一望する岬の神社

祇園神社(ぎおんじんじゃ)は、下津井が北前舟で栄えていた頃、

航海の安全を祈願する為の神社で、地元の人々の厚い信仰に支えられて、今に至っています。

境内からは瀬戸大橋が!

下津井の町並みから西へ少し歩くと、

岬の小高い丘に「祇園神社」の杜があります。

境内から瀬戸大橋がとてもきれいに眺められます。

初日の出は、橋のまん中に拝めるそうですよ♪

 

海の守護神「祇園さま」に航海の安全を祈願して、

立ち並んでいる玉垣のなかにも

北前船の船主や遊女らの名が見られるのだとか。

 

祇園神社は、下津井港が栄えた江戸時代後半頃、

水軍の将が創建し、長浜宮と祇園宮が合祀されて

祇園神社と呼ばれるようになったと伝えられています。

中川一政画伯の貴重な歌碑、寄付碑を見ることができます!

下津井地区には多くの文人墨客が訪れ、

なかでも、洋画、水墨画、陶芸、詩作、書など

多才な作品を世に出した中川一政画伯は、宮司の赤星治さんと懇意で、

しばしば神社を訪れたのだといいます。

 

画伯が滞在して絵や書を描いている写真もありました。

また、中川一政の筆による社名額や歌碑、寄付碑は

ここにしかないものだそう。必見ですよ!

「かつて北前船の入港地として賑わった下津井は、

優秀な人物を輩出し、遊興や文化がありました。

今では若者が都会へと流出してしまい過疎化してきた。

よいところがあるのでぜひ訪れてほしい」と

下津井の興隆についての貴重な話をしてくださいました。

 

下津井祇園神社

倉敷市下津井1-13-16

レポーター紹介

瀬戸まだこ

「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに! 

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