岡山県牛窓町の牛窓漁港にほどちかい民家の一角に、昔ながらの対面販売で牛窓産の新鮮な魚を販売する魚屋さんがオープンしたと聞いて行ってみました🐟
店名は「魚屋きのした」。わかりやすいネーミングですね♪
ピンクや黄色にカラーリングした店内はとても明るくポップ🎶イタリアの魚屋さんをイメージしたそうですよ。
店主の木下祐二さんは、7年前まで飲食店を営んでいましたが、おじいさまがかつて生業としていた鮮魚店をしたいと、
6年間みっちり修業を積み、念願の店舗を開いたそうです。
ただし、店を営業するのは日曜日のみ。それ以外の日は、長船町や岡山市内に出向いて、行商をするというスタイルで営んでいます。
店に入ると、牛窓の魚市場で買い付けた牡蠣、穴子、ツノギ、鯛、ヤリイカ、ヒラメなどがいっぱい!!
生きのいいピチピチの状態で氷の上に並んでいます。
そこで木下さんに、これからおいしい魚を聞いてみました。
「冬はやっぱり牡蠣。今は(11月)まだ小ぶりですが味はしっかり。オリーブオイルに漬けたり、イタリアンに使うといいですよ。
そしてワタリガニ。そのほか冬になるとゲタ(シタビラメ)やカワハギ、コチなんかもおいしくなります」と教えてくれました。
生きたままのワタリガニや、なかなか揚がらない特大のカワハギなども入荷していましたよ!希少な魚でも注文に応じて仕入れてくれます。
店には、近所のおばあちゃんたちが訪れて、木下さんとおしゃべりしながら選ぶ姿も見られてほのぼの~~💓
買った魚はもちろんすぐに調理してもらえます。居酒屋やイタリア料理店などにも魚を卸して情報交換している木下さんは、料理のアイデアが豊富。
煮付けや焼き魚だけでない料理法などもいろいろと教えてもらえます。
木下さんは、魚屋さんになることを決めてから、牛窓でも有名な『竹内鮮魚店』の店主・竹内昌弘さんに弟子入りしていました。
それから6年間みっちり魚の見極め方や仕入れについて、さばき方などを手習いし、ついに開業できるまでに。
そして、開店を目前にしていた矢先に、なんと親方の竹内さんが他界されたのだとか・・・💧。
「竹内さんから本当にいろいろなことを学び、感謝に堪えません。一緒にこの店に立つこともお願いしていましたが、叶わず残念です。
でも竹内さんの遺志を継いでいきたい」と木下さんは気丈に語ってくれました。
毎月第2日曜の牛窓の朝市があるときは定休日です。店先に並べている天日干しの干しエビは、贈答やおやつとしてもGOOD!
商品としてこれから店や朝市などで販売するそうです♪
■魚屋きのした
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓6425
TEL 090-4142-1202
営 日曜7:00~15:00 ※第2日曜の牛窓朝市があれば休業
休水 ※月、火、木~土は行商 インスタグラムで告知