海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深めて海の未来を考える子どもたち”海のキッズサポーター“
岡山県の海のキッズサポーター・丸内志織さんをご紹介します♪
海が大好きで、「海にいると心が安らぎます」というのは、小学校3年生の志織さん。6月に家族で沖縄の美ら海水族館を訪れ、美しいサンゴに目が釘付けになったそうです。
「最初はきれいなサンゴの秘密を知りたいな~と思って見ていました。白化したサンゴの写真を見た時も、白い色の種類だと思っていたんです。でも、水族館の説明を読んでいると、白化というのは死んだサンゴのことだとわかって驚きました」
早速、サンゴの白化について図書館で調べたところ、原因は、海の水温上昇や地球温暖化、海のゴミ問題だと知りました。「サンゴの白化だけでなく、魚も住めなくなっているとわかり、どうしてだろうと調べていきました」と話します。
志織さんは、サンゴの生態や白化を夏休みの自由研究テーマにして調べ、サンゴ
が白化によってピンチになっていることや、サンゴとは一体どういう生き物なのかを「~水中新聞~サンゴタイムズ」にまとめて発表しました。
海に流れ込むゴミの8割は、陸のゴミです。そこで、夏休みに兄の陽仁さんと一緒に道路のごみひろいをし、そのゴミの種類を調査しました。その結果、ペットボトルやビニール袋、マスクなどのプラスチック製品が半分以上あったそうです😲
こういったゴミが川から海へ流れていき、プラスチックゴミは何百年も分解されずに海の中にあり続けることもわかりました。
土曜日にお兄さんと通っている玉野市渋川のビーチサッカ―スクールでは、スクールの始まる前にみんなでビーチのゴミ拾いをしています。花火の燃えカスやタバコの吸い殻など、子どもがさわったり口に入れたりしたら害になるゴミも落ちていました。
「海のゴミが原因でサンゴの白化が起こり、サンゴが海から消えてしまったら、あのいろとりどりの海も寂しくなってしまう」と、志織さんは心配に…。そこで、きれいな海を保つために、自分たちができることは何か考えてみました。
「ゴミをひろうことも大切ですが、みんながゴミを捨てないように周りの人たちにも声掛けをしたい」と話す志織さん。海のゴミだけでなく、陸のゴミも手袋をしてひろうよう心がけているそうです。
そして、美しい海を守るために、これからも海のゴミについて知っていることを周りの人たちに伝えたいと話していました。
海のゴミや地球温暖化が、海の環境にどのような影響を与えているのかをもっと深く知りたいと話す志織さん。海は何のためにこの地球にできたのか、もし海がなかったらどんな世界になっていたのか?
海の未来のために、海の歴史を勉強していきたいとハキハキと答えてくれました。