「おかやま里海づくり調査団」の2日目は、白石島での活動です。笠岡・正頭港から2隻の海上タクシーで約30分🚢 「里海づくり」に取り組む白石島の「海洋牧場」や「人工魚礁」のフィールドワークが本日のミッションです✊
白石島へと渡った調査団のみんなは、豊かな海をつくるための「里海づくり」の取り組みについて学びました。講師は、白石島で「海洋牧場」を手がけてきたNPO法人里海づくり研究会議の田中丈弘さんです。
人の手によって、たくさんの生き物が生まれ育つ海をつくる。それが「里海づくり」の目的。白石島の「海洋牧場」には、藻場と同じ環境をつくる人工魚礁が設置されています✨
人工魚礁とは、人の手によって海に沈めた箱のような人工物のこと。エサになる動物プランクトンや小魚を増やし、お魚が住みやすい環境をつくるために役立っているのですって🐟
では、実際に人工魚礁がどんなものか確かめに、浜辺へ向かいましょう!
途中で、黄色いエサやり装置も視察しましたよ👀
浜辺では、水中ドローンを使って海洋牧場の映像を観察。この日はかなり水温が高く、魚の姿は少なかったものの、まるで潜ったように海中を観察できました✌
再び公民館に戻り、海洋建設の片山貴之さんから人工魚礁の役割や機能について楽しいクイズで学びました☺
そして子どもたちも、人工魚礁に詰めるカキ殻に未来の海への願いを描きます。みんなどんなメッセージを書いたかな?
そしていよいよ、白石島の海から引き揚げた人工魚礁が登場です!カキ殻が詰まった箱の中に、どんな生き物が見つかるかな?
人工魚礁をひっくり返すとたくさんのイカの卵がびっしり。そして中には稚魚やヒトデ、エビなど小さな生き物が! 子どもたちは、「いた~!」「これ何の魚?」と目がきらきら✨
解体した人工魚礁に、みんながメッセージを書いたカキ殻を詰めて再び封をしました。生き物がまたこの中で暮らせますように☆彡
フィールドワークを通じて、人工魚礁が魚たちのかくれ場やエサ場、卵をうむ場所になっていることがわかったかな。豊かな海を守るためにたくさんの方々が取り組んでいることを知った一日でした。
2日目の体験学習を終えた子どもたちは、「民宿さんちゃん」前の浜辺で、大きな真鯛の塩焼きやバーベキューの夜ごはんを楽しくいただきました🍖😋
夕陽に照らされた白石島の海はきっと美しく見えたはず🌇
振り返り学習をし、2日目も無事終了しました💤