レポート
2025.03.05

険しい山道を乗り越えた先に絶景!玉野の天空の鳥居

昭和5年(1930年)に創建された、玉野市の観音寺。地域の人々が集まる場所として、長年にわたり地元の人々に親しまれてきた神社です。
2020年6月には「天空の鳥居」が建立され、テレビやSNS、口コミを通じてその魅力が広がりました。
2022年には「岡山新100景」にも選出され、全国から多くの人が訪れる観光名所となっています。

「自然の中で心を癒せる場所を作りたい」天空の鳥居が誕生

住職の山本観詠さんは元々一般企業に勤めていましたが、母の病を祈るため30歳の時に出家。現在は玉野市仏教協会の事務長や会長、岡山県仏教会の理事を務めながら地域に根差した活動を続けています。

しかし近年、参拝者の減少や地域の活気の低下が進み、さらにコロナウイルスの影響で人々の外出が制限されるといった課題に直面していました。

そんな中「コロナ禍で疲弊している人々を少しでも助けたい。そのために住職にできることは祈ること」と、願いを込め、2020年6月に「天空の鳥居」を建立。

「困難な時期だからこそ、人々の心の拠り所を作りたい」。そんな想いを胸に、新たな地域活性化の取り組みとして建立したこの鳥居は、観音寺の天狗山山頂から瀬戸内海を一望できる絶景スポットとして話題になりました🗣️

ロープを伝って登り、ボルダリング気分

天空の鳥居までの道のりは、観音寺本堂横からスタート!
最初のうちは石階段が整備されており、比較的歩きやすい道が続きます。

しかし、中腹あたりに差し掛かると「これより修行道!修行道は非常に危険!!」という看板が現れ、ここからが本当の試練。そこから先は大小の岩が連なる険しい山道へ続きます⛰️

ロープを伝いながら登る場面もあり、まるでボルダリングをしているかのようなスリリングな感覚を味わえます🧗
道中、「ガンバレ」と応援の言葉が刻まれた岩や、亀のような形をした奇岩など、登山者を和ませる景観も点在。自然の中で自分と向き合いながら一歩一歩進むうちに、不思議と心が整っていくようです。

山本住職自身も登山が好きで、天空の鳥居が建立される前から、この山道を瞑想のために登っていたそう。
鳥居が建つ場所は、強いエネルギーが感じられるパワースポットであり「山を登ると、風が龍のように流れ、朝日を浴びた瀬戸内海がキラキラ輝くんです」と語る住職の姿から、この地に対する深い愛情が伝わってきました。

山頂で待つ絶景と達成感

山頂に到達すると、目の前には鳥居の向こうに広がる玉野の町並みや瀬戸内海が見渡せる壮大な景色が広がります✨

特に早朝や夕暮れ時は幻想的な雰囲気となり心が洗われるよう。
初日の出をここで迎える方も多いそうで、特別な時間を過ごすことができます🌅

登山時間は15分〜20分ほど。滑りやすい花崗岩の岩場や砂地を通るため、スニーカーや手袋、長袖長ズボンなど動きやすい格好がおすすめです⛰️ 

観音寺のシンボルとなった天空の鳥居は、地域と人々をつなぐ架け橋のような存在⛩️です。自然と一体化するような感覚を味わいながら、心を整えてみては🍃

◼︎観音寺 天空の鳥居
玉野市築港3-14-20
TEL 0863-21-4486

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