倉敷市南端の港町・下津井の漁食文化を守り、将来に受け継いでいこうという趣旨で、6月26日~7月11日まで「お魚を使ったおうちレシピ展」が開かれました。
会期中に訪れて、活動内容についてお聞きしましたよ🐙
活動に取り組んでいるのは、「下津井シービレッジプロジェクト」の皆さんです。
活動の発端は、「昔から受け継がれてきた下津井の魚食文化を掘り起こそう」という地域の人々の強い思いからでした。
その主旨に賛同する、福武財団瀬戸内地域振興助成を受けて、3月から下津井素材の料理レシピの募集をスタートしたそうです。
では、会場の「しもついシービレッジビル」に行ってみましょう!!地元漁協組合のビルを改装したレトロなビル2階が会場です♪
会場に入ると、お魚のレシピがずらりと掲示してあります。
中心となって活動を進める『吉又商店』の余傳吉恵さんは、「下津井小・中学校の皆さんが頑張ってくれたおかげで、約60の力作が集まりましたよ」と笑顔で案内してくれます。6月26日(日)のオープニングでは、地元ホテル関係者や食の専門家、雑誌編集者などを招いて、コンテストを行い、20作品が選ばれました。
地元の中学生や主婦の方などが応募したレシピのなかには、華やかな「バラ寿司」や下津井名産の「タコ飯」、「下津井産ひじきのかき揚げ」、「ゲタの揚げ焼き」など、地元でとれる食材を使った漁師料理や、洋風のアレンジなどバラエティー豊か。
ちょうど入賞した3人の方々も来場し、「この料理は昔よう食べたなあ」などと話しながら展示を見ていましたよ✌
「下津井には、ほかにもまだまだたくさんの種類のお魚があるんだよ」と、多くの人に伝えるために、余傳さん自身が描いた絵とレシピも「協賛展示」されています。
そして、これらの作品は、2022年発行予定の「下津井素材レシピ集」(仮称)にも掲載予定なのだそう👍
「地元の料理店で取り上げてもらえるものを選定し、下津井の小・中学生を評価するとともに、下津井の魚食文化を未来に残していきたい」と話す余傳さん。
このレシピ展は、まだ活動のスタートで、下津井の人が守ってきた「お魚の命をいただき、命に感謝する魚食文化」を未来に向けて受け継いでいきたいのだと、熱く語ってくれました。
これから制作されるレシピ本が楽しみですね♡
■しもついシービレッジ株式会社
倉敷市下津井1-9-8
TEL 086-451-8651