下津井ご出身の建築家で、吹上美術館・運営監督の
山口晋作さんをガイドに、港町・下津井の路地を散策するイベントです。
月1回、路地暮らしの「味見」をしてみませんか?
古い漁村・下津井には港町ならではの細い路地があります。
その路地を歩きながら路地の暮らしを垣間見るイベントがあると
聞いて参加してみました♪
集合場所は田之浦公園。
瀬戸大橋の真下にあり、30年前の建設の際には
工事現場へ出入りする業者たちの拠点になっていました。
ここを出発地点に、約1時間の散策だそうですよ。
ガイドの山口さんは、下津井で生まれ、再び戻ってきたときに
「異文化」のような、アジアの町に住む人たちの生活の匂いを
感じてとても新鮮だったといいます。
坂道や階段を上り、『明神さん』の名で親しまれている田土浦坐神社
(たつちのうらにましますじんじゃ)に到着します。
平安時代に建立された歴史ある神社。
映画「ひるね姫」にも登場したスポットとしても有名です。
ここから迷宮…いや路地へと入っていきます。
田之浦1丁目の路地はかなり入り組んでいて、道の両側に生活感があふれています。
昭和時代のような、昔懐かしい雰囲気がありますね。
共同の井戸もあちこちにあって、
今でも生活用水に使っているそうですよ!
弘泉寺も見どころです。
瀬戸内海の本島で活躍した塩飽大工による本堂は、
軒などに美しい彫刻が施されています。
この周辺の路地は、80~90㎝ととっても狭いんです。
そして路地の上にベランダが張り出していたり、
洗濯機やバイクが置いてあったりゆずりあいの精神を感じます。
1軒だけ銭湯もありましたよ~。
漁師の家は、農家と違って納屋がいらず、
家は寝食さえできれば十分な狭さなのが特徴なのだそう。
「現代のように権利を主張するのではなく、生活が成り立つ
範囲での寛容さがあるんですよね」と山口さん。
「隣家との距離が、そのまま人と人との距離でもあると感じます」
ということばが、とても印象的でした。
下津井路地めぐり
日時/Facebookにて次回日程を告知。14:00~16:00
集合場所/田之浦公園
参加費/200円(ガイド代・茶菓代)
募集人数/8人程度□ガイド;
□当日連絡先;050-6865-2539
第5回目は、吹上地区を巡ります。
「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに!