レポート
2018.09.26

世界で唯一!カブトガニがテーマの博物館

国指定天然記念物「カブトガニ繁殖地」である神島水道をのぞむ「カブトガニ博物館」。

カブトガニをテーマにした世界で唯一の博物館です。

リアルな恐竜たちがお出迎え

笠岡市横島にある「カブトガニ博物館」の敷地内に入ると、

たくさんの恐竜たちが出迎えてくれてビックリ!!

 

ここは「恐竜公園」といって、ティラノサウルスやプテラノドン、

アパトサウルス、イグアノドンなど7種類8体の実物大の恐竜が森や海、

陸の景観のなかにたたずんでいて、まるで生きているみたいにリアルですね😲

すべて学術監修を受けて造られた本格的な模型だそう。

 

恐竜の登場に驚いたところで、いよいよカブトガニ博物館へ。

館内は、生きたカブトガニが間近に観察できる大型水槽や、

脱皮や成長のようすがわかりやすく展示説明されています。

 

カブトガニってカニの仲間だと思っていたら、

なんとクモやサソリの仲間に近い生き物なんだって!!

節足動物の鋏角類に属するのだそうです。

勉強になるね👍

カブトガニの時代へタイムスリップ!

館内中央には、大きなスクリーンと客席が設けられたカブトガニシアターがあります。

超空間探索船 KABU-2(カブツー)」に乗って、

約40億年前の地球からカブトガニのいる現代までを探検して、

進化の歴史が学習できるようになっています♪

 

案内してくれるのは、マスコットキャラクターの「カブニ」と「カブ海(かぶみ)」ちゃんたち。

一緒に旅した気分になれるね!

 

展望室からは繁殖地の海も眺められて、気持ちいい~♪

「行きている化石」といわれるカブトガニ

「行きている化石」といわれるカブトガニの祖先は、

古生代のローラシア大陸の中央部の海で生まれたことがわかっています。

博物館の展示やクイズで、「形態・生態」「産卵」「発生」など

研究者レベルの知識も得られるそうですよ!

 

博物館には、カブトガニに産卵をさせてふ化した

赤ちゃんカブトガニを飼育する飼育室や、

飼育池もあるんですよ。

 

こうしてカブトガニを研究・保護しながら、2億年以上も地球上に生き続けてきた、

『生きている化石』カブトガニの生命の尊さを学んでもらい、

生物や自然を愛する心のやさしい人間になってもらうこと。

それが博物館や、昭和 50年にできた『笠岡市立カブトカニ保護センター』の使命なんですね。

 

■カブトガニ博物館

岡山県笠岡市横島1946-2

TEL0865-67-2477

開館/9:00~17:00(入館は~16:30)

入館料/一般520円、高校310円、市外の小・中学生210円

※9月30日(日)特別展示があるため

一般720円、高校生410円、市外の小・中学生310円

レポーター紹介

瀬戸まだこ

「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに!

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