レポート
2022.10.17

寄島の自生地に広がる赤いじゅうたん。アッケシソウを見に行こう!

岡山県浅口市の寄島干拓地内には希少なアッケシソウの自生地があり、毎年10月中旬から赤く色付いた美しい紅葉風景が観賞できますよ。ドライブがてら出かけてみませんか?

希少な塩性植物「アッケシソウ」とは?

アッケシソウってご存知ですか? 海水が流れ込む塩湿地に生育する、ヒユ科の一年草です。環境省のレッドデータで絶滅危惧種Ⅱ種に指定されているほどの希少な植物で、浅口市指定天然記念物として保護されています。

 

毎年10月中旬ごろになると、高さ10㎝から40㎝ぐらいまで伸びた茎が緑色から次第に赤く色付きはじめ、湿地一帯が真っ赤なじゅうたんのように鮮やかに見えるのです✨

10月24日(月)まで貴重な群生地を一般公開!

この時期ならではのアッケシソウの紅葉が観賞できるのは、浅口市寄島町干拓地内のA、B地区。約25アールが10月15日より一般公開されます。

 

毎年この時期しか見られない風景が楽しめるよう展望台を設け、見物に来る人を迎えています。みごとな紅葉の風景を写真に納めたいと駆けつけるファンも多く、散策がてら楽しむ家族連れやご夫婦の姿でいっぱいになります👪

地元有志の尽力でアッケシソウを保護

自生するアッケシソウの保護活動に長年取り組んでいるのは、「寄島町アッケシソウを守る会」(会長・藤澤福夫さん)の皆さんです。

 

結成されたのは2004年。アッケシソウの保護のほか、見学会や草刈り作業などのボランティア活動を続けているそうです。その甲斐あって、こんなにきれいに保たれているんですね✨

 

浅口市が海水を土壌に供給する水路を整備。より生育環境が良くなったことで、アッケシソウの色が例年より鮮やかに。公開期間中は、自由に展望台付近からアッケシソウを観賞することができますよ♪

 

近くには国立公園・寄島園地が広がり、三つの小島が連なる名勝「三ツ山」が眺められます。ゆっくり散策してみてはいかがですか?

 

Youtubeでも保護活動の様子を公開中です。

 

アッケシソウの公開は

10月15日(土)~24日(月)9:00~16:00

会場:寄島アッケシランド(浅口市寄島町干拓地内)

問合せ先:浅口市教育委員会寄島分室 ℡0865-54-3110

アッケシソウ自生地

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