レポート
2018.05.24

魚市場に聞く!①玉島魚市場 ~競りを見学しました~

毎月、県内の魚市場をたずねて

「今一番おいしい魚は何か?」を教えていただくコーナー。

第1回目は玉島魚市場におじゃましました。

活気ある競りも見学しましたよ

初めての競り見学

「玉島魚市場」は、天保3年(1832年)に魚問屋として

創業した老舗の市場です。

昭和42年(1967年)に、玉島阿賀崎から現在の玉島栢島に移転し、

以来現在まで営業を続けています。

 

今日は、朝6時から始まる競りを見学させていもらいました!

市場には30人近くの魚屋さんが集まり、威勢のいい掛け声で、目当ての魚を売り買いしています。

玉島魚市場は「競り下がり」

ここに集まるのは、地元の漁師が近隣の港で揚げたり、

中央卸売市場で仕入れたりした、とれとれピチピチの魚たち。

トロ箱いっぱいに並べられた魚の重さを量り、

高台から場を見下ろしている競り人(代表の佐藤由教さん)が、

「●カン●円!」と値段を叫んでいます。

 

「玉島魚市場は『競り下がり』なんですよ」と佐藤さん。

高い値段からスタートして次第に値段を下げていく方式だそう。

ピチピチ跳ねていたたくさんの魚は、わずか30分ほどで魚屋さんたちに買い取られていきました。

今が旬の魚は?!①

さて「今おいしい魚は?」と聞いてみると、

サヨリ、カマス、キス、イサキ、ハリイカ、マイカ、ベイカ、アコウだと教えてくれました。

そして、これからおいしくなるのがキス。

「6月のキスは絵に描いたものでも食え」と言われるそうです。

夏の風物詩であるハモは、少し先ですが、玉島近海で多く獲れるそうなので楽しみですね♪

 

「魚の選び方は、見た目が一番」だという佐藤さん。

「目が澄んでいて、寸法が短くコロッとしていて、身にハリがあるものを選ぶといいよ!」と教えてくれました。

今が旬の魚は?!②

「新鮮・安全・適正価格」を守り続ける玉島魚市場では、

要望があれば、一般客にも競りの見学(月~土曜6:00頃~)や

本マグロの解体即売をしてくれるそう。事前に連絡を♪

 

「食べることは、生きること。子どもたちに、海の恵みや山の恵み、

豊かな自然を残したいものです」という思いで、佐藤さん兄妹は

市場を運営していると語ってくれました。

 

今後は魚のさばき方教室なども予定しているとのことでした。

 

問合せ・申込み先:玉島魚市場有限会社

倉敷市玉島柏島916-2

TEL086-526-7800

レポーター紹介

瀬戸まだこ

「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに! 

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