毎月、県内の魚市場をたずねて
「今一番おいしい魚は何か?」を教えていただくコーナー。
第1回目は玉島魚市場におじゃましました。
活気ある競りも見学しましたよ
「玉島魚市場」は、天保3年(1832年)に魚問屋として
創業した老舗の市場です。
昭和42年(1967年)に、玉島阿賀崎から現在の玉島栢島に移転し、
以来現在まで営業を続けています。
今日は、朝6時から始まる競りを見学させていもらいました!
市場には30人近くの魚屋さんが集まり、威勢のいい掛け声で、目当ての魚を売り買いしています。
ここに集まるのは、地元の漁師が近隣の港で揚げたり、
中央卸売市場で仕入れたりした、とれとれピチピチの魚たち。
トロ箱いっぱいに並べられた魚の重さを量り、
高台から場を見下ろしている競り人(代表の佐藤由教さん)が、
「●カン●円!」と値段を叫んでいます。
「玉島魚市場は『競り下がり』なんですよ」と佐藤さん。
高い値段からスタートして次第に値段を下げていく方式だそう。
ピチピチ跳ねていたたくさんの魚は、わずか30分ほどで魚屋さんたちに買い取られていきました。
さて「今おいしい魚は?」と聞いてみると、
サヨリ、カマス、キス、イサキ、ハリイカ、マイカ、ベイカ、アコウだと教えてくれました。
そして、これからおいしくなるのがキス。
「6月のキスは絵に描いたものでも食え」と言われるそうです。
夏の風物詩であるハモは、少し先ですが、玉島近海で多く獲れるそうなので楽しみですね♪
「魚の選び方は、見た目が一番」だという佐藤さん。
「目が澄んでいて、寸法が短くコロッとしていて、身にハリがあるものを選ぶといいよ!」と教えてくれました。
「新鮮・安全・適正価格」を守り続ける玉島魚市場では、
要望があれば、一般客にも競りの見学(月~土曜6:00頃~)や
本マグロの解体即売をしてくれるそう。事前に連絡を♪
「食べることは、生きること。子どもたちに、海の恵みや山の恵み、
豊かな自然を残したいものです」という思いで、佐藤さん兄妹は
市場を運営していると語ってくれました。
今後は魚のさばき方教室なども予定しているとのことでした。
問合せ・申込み先:玉島魚市場有限会社
倉敷市玉島柏島916-2
TEL086-526-7800
「海と日本プロジェクトin岡山」広報スタッフの🐙瀬戸まだこです♪
海辺のすてきなスポットや活動、イベントなどを
ご紹介していきますのでお楽しみに!